- 大規模マンションの管理費は小・中規模マンションに比べて安いです。この記事では、その理由について説明しています。
- また、管理費と何か?管理費はどのようにして決まるのか?についても、あわせて説明しています。
管理費とは?
そもそも管理費とは何か?をご説明します。
分譲マンションの管理費とは、マンションの共用部分を維持・定期清掃するための費用のことです。当然のことながら、マンションの外観や各設備の機能を維持するためには費用がかかります。管理費の主な使用用途は以下のとおり。
- 管理人や清掃員の人件費
- エレベータや駐車場などの共用設備の維持費
- 清掃費
- 共用部の水道光熱費
マンションの各住戸の所有者(区分所有者)は、この費用を負担しなければなりません。
なお、マンションの日常の管理全般に使用されるのが管理費であるのに対して、修繕積立金は将来に備えた積み立てのことです。将来発生するであろうマンションの大規模な修繕に備え、毎月決まった金額を積み立てるものです。
管理費はどうやって決まる?
管理費は、各住戸の占有部分の面積の割合によって金額が決まります。つまり、部屋が広ければ、その分だけ管理費は高くなります。
なお、国土交通省の調査結果では、管理費の全国平均は15,956円となっています。
大規模マンションの管理費はなぜ安いのか?
マンション全体にかかる管理費を負担する住戸数はどのくらいか?という点がポイントです。
大規模マンションの場合、戸数が多いので、1戸あたりの費用負担額は少なくなります。
大規模なマンションになると、コンシェルジュが常駐していたり、様々な共用施設やサービスが充実していることが多いため、人件費や維持費など全体の管理費は一般的なマンションに比べて高くなりますが、1戸あたりの管理費で見ると小・中規模マンションよりも安くなります。
毎月の固定支出である管理費や修繕積立金といった月々のコストを抑えながら、充実した共用設備を利用できるのは、とても大きなメリットです。まさに、大規模マンションのスケールメリットと言えるでしょう。
私のマンションの管理費をご紹介すると、私の部屋が70平米以上で毎月の管理費が7,000円台。一番広い間取りの他の住戸(100平米以上)の管理費が約10,000円です。マンション購入前に営業担当者から説明を受けたとおり、この金額は近隣の他のマンションと比較してもかなり安いです。もちろん、前述の全国平均よりも安いです。
大規模マンションの規模や設備からすると、管理費が高いイメージがあるかもしれませんが、実態はその逆で管理費は安いです。
管理費は値上がりするのか?
築5年、築10年、築15年と節目のタイミングで、管理費は値上がりする可能性がありますが、値上がりするかどうかはケースバイケースです。
私の住んでいるマンションの場合、入居後5年が経過し、修繕積立金については当初の計画どおりに値上がりしましたが、管理費については現状維持でした。
マンション管理についての満足度
前述のとおり、私が毎月支払っている管理費は7,000円台なので、とても割安感があります。では、それに対する実際のマンション管理についての満足度はどうなのか?私の満足度はとても高く、コスパ抜群です。具体的な内容をいつくかご紹介します。
清掃業務
大規模マンションは住戸数も多く共用設備も多いことから、清掃業務は大変だと思います。私のマンションでは複数名の清掃員が働いていて、通路・エレベータ・ごみ捨て場などの共用設備はいつも綺麗に掃除されており、清掃員の方々には本当に感謝しかありません。
管理人・コンシェルジュ
日常生活での接点は多い方ではありませんが、すれ違う時は気持ちよく挨拶してくれますし、何か用件がある時の対応も、親切・丁寧です。
マンションの明かり
仕事の帰りが深夜になった場合や、逆に早朝から出社する場合等、外は暗く人通りも少ないので気持ち的に寂しいですよね?でも、マンションに入ると昼間ほどではないですが明かりが点いているので、ほっとした気持ちになります。明かりだけでなくBGMも流れていて仕事の疲れが癒されます。
もう少し節電してもいいのかなという思いもありつつ、自分のように深夜帯にマンションに出入りする住人も一定数いるので、そんな人達にとっては、夜中でも明かりが点いているのはとてもありがたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。