マンションの駐車場の種類
マンションの駐車場にもいくつか種類があります。
平置き駐車場
平面(地上)に駐車するタイプの駐車場です。屋外にあるケースが多く、ほとんどの場合屋根がありません。
自走式立体駐車場
自分の運転でスロープを走行し、車に乗ったまま入出庫できる立体駐車場です。
機械式駐車場
機械を操作して車を出し入れするタイプの駐車場です。
大規模マンションに多い駐車場のタイプは?
マンションの全戸数分の駐車場を確保するとなると、それだけのスペースが必要になりますので、都心部に近づくほど駐車場充足率は下がっていくと思います。
1戸に1台の駐車場があれば駐車場充足率は100%です。仮に200戸のマンションに150台分の駐車場があったとすると、駐車場充足率は75%となります。
どのタイプの駐車場が備わっているかは、マンションによって様々です。
- 自走式立体駐車場のみで充足率100%
- 自走式立体駐車場のみで充足率90%
- 自走式立体駐車場と平置き駐車場で充足率100%
- 機械式駐車場のみで充足率80%
- 等
「都心部の駅近で車を持たない・利用頻度が少ない入居者が多いマンションであれば機械式駐車場(充足率:低)」が、「郊外で車を持ったファミリー層が多いマンションであれば自走式立体駐車場(充足率:高)」が入居者のニーズとマッチします。
大規模マンションにおける自走式立体駐車場のメリットとデメリット
私のマンションは、自走式立体駐車場のみで充足率100%です。ここでは、この環境に限ったメリット・デメリットとして記載しますので、マンション購入を検討されているみなさまのご参考になれば幸いです。
自走式立体駐車場のメリット
1.駐車場代が安い
低価格帯の駐車場代は、近隣のマンションの料金と比べても安いです。これはまさに大規模マンションのスケールメリットだと思います。
一般的にもそうですが、私のマンションの毎月の駐車場代は、1階の出入り口付近を最高値に、上階へ近づくにつれて金額が安くなっていきます。また、同じ階であっても、エレベーターからの距離によって、金額が変わってきます。自分がどの場所を希望するかは、利便性を優先するか、安さを優先するかによって変わってくると思います。
私は典型的なサンデードライバーなので、利便性の優先度を下げて安さを優先しました。使用しているのは、屋上の1つ下の階の駐車場です。前述のとおり、駐車場代は安いです。
駐車場代 | |
1階 | ~19,000円 |
2階 | 10,000円~ |
3階 | 8,500円~ |
4階 | 6,500円~ |
5階 | 4,500円~ |
屋上 | 3,000円~ |
2.機械式駐車場に比べ利便性◎
機械式駐車場は使ったことがない私ですが、自走式駐車場と機械式駐車場を比較すると、総合的には自走式駐車場のほうがメリットがあると思います。
セキュリティ | 利便性 | |
自走式駐車場 | ○ | ◎ |
機械式駐車場 | ◎ | × |
自走式駐車場も、マンションの敷地内にあるため鍵がなければ入ることができませんので、外部の人間をシャットアウトすることができます。ただ、いたずらの被害にあう可能性はゼロではありません。その点、機械式駐車場は機械を操作しなければ車を出し入れできませんので安心です。よって、セキュリティ面では機械式駐車場に分があります。しかし、それを差し引いてもなお、自走式駐車場の利便性は魅力的です。
自走式立体駐車場のデメリット
1.屋上はデメリットのほうが多い
いくら費用を優先すると言っても、屋上はおススメしません。確かに屋上は一番駐車場代が安いです。しかし、費用を抑えることができても、それ以上に車の維持費・手間がかかるからです。車が汚れやすくなりますし、もし雪が積もったりしたら雪かきが必要になります。
2.駐車場が近いようで遠い
駐車場は同じ敷地内になりますので、すぐ近くにあります。駐車場の場所によっては、玄関を出てすぐに駐車場が見えるかもしれません。しかし、自宅から駐車場までの直線距離は近いですが、駐車場に着くまでに結構時間がかかります。マンションの1階までエレベーターで降りて、駐車場のエレベーターで上の階まで昇って…。エレベーターに乗るまでに待ち時間が発生することもありますので、駐車場に到着するまでには、それなに時間がかかってしまいます。
3.出発するまでに時間がかかる
上の2.とも関連しますが、上の階から車を降ろして出発するまでに時間がかかるので、手間に感じることあります。
結論
自走式立体駐車場のデメリットよりもメリットのほうが大きいです。
- デメリットに記載した内容は、サンデードライバーであれば、あまり気にならないレベル。
- 買い物の荷物が多い場合は、エントランスの車寄せに一時停車し、自宅へ荷物を運べばよい。
- 旅行や帰省で荷物が多く、自宅と車を何往復もする必要がある場合は大変だが、それも年に数回なので日常生活に支障はない。
最後まで読んで頂きありがとうございます。