- ほうれん草を作るのは難しいと思っていませんか?しかもプランターで大丈夫?
- 実は、ほうれん草を作るのは難しくありません。初心者向きです。
- 多少日当たりが悪くても育つので、マンションでの家庭菜園に向いています。プランターでも大丈夫です。
- 1か月~1か月半で収穫可能と生育期間も短いため、何度も楽しむことができます。
- 家庭菜園の経験が浅い私でも、秋~春にかけて、立派なほうれん草を3回も育てることができました。
- この記事では、ほうれん草の育て方をご紹介します。
道具の準備
- プランター
- 野菜用の培養土
- 鉢底石
- 種
- 化成肥料
- ハサミ(収穫時に使用します)
私の場合、ホームセンターで購入した20リットルで400円程度の培養土を使用しました。
- じょうろ(ペットボトルで代用可)
- 小型スコップ
【手順1】種まき
ほうれん草は苗ではなく種から育てます。
アクの少ないサラダほうれん草という品種がおすすめです。小学生の娘もたくさん食べてくれました。
プランターの準備
- プランターに鉢底石を入れます。底が見えなくなるまで入れてください。最初からネットに入っているタイプを使用すると作業が楽です。少し高くつきますが。
- 野菜用の培養土を入れます。プランターいっぱいまで土を入れるのではなく、縁から数cm程度の余裕を持たせましょう。
種まき
種のまき方は、直線の溝を付けその溝に種をまく「条まき(すじまき)」を用います。
- 事前に、一晩水に浸しておくと発芽しやすくなるそうです。
- 指で深さ1cm程度の溝を2列作ります。2列の間隔は10cmは確保しましょう。
- 溝にそって種をまきます。間隔の目安は0.5~1cmですが、あまり神経質になる必要あはりません。
- 親指と人差し指を使って、溝の両脇の土を少しつまんで種にかぶせます。
- たっぷりと水やりしてください。プランターの底から水が流れ出るまでが目安です。
水やり
土が乾いてきたかどうかが水やりの目安となりますが、真冬でなければ毎日水やりしましょう。ほうれん草は乾燥を嫌います。
【手順2】間引き
1回目の間引き
種まき後、1週間~遅くても10日程度で発芽します。双葉が開き本葉が出始めた頃が、1回目の間引きのタイミングです。生育が悪い芽を抜いていきましょう。芽と芽の間隔は3cm程度が目安です。
2回目の間引き
- 本葉が育ってきたら、5cm間隔に間引きします。
- 次に、化成肥料をまきます。化成肥料10g程度を2列の間にまき、土と混ぜてから株の根元に土寄せします。狭くて難しいですが、土寄せすると株が立って安定してきますよ。
- これが最後の間引きになるので、後は水やりしながら育てていきます。
※15cm程度まで育つのであれば3回目の間引きが必要ですが、プランターの場合そこまで大きく育たないので間引きは2回で十分です。
2回目の間引きが、ほうれん草栽培の最大のポイントです。間引きが多すぎると収穫量が減りますし、少なすぎると風通しが悪くなり生育に影響します。私の場合は数日に分けて少しずつ間引いていきます。
【手順3】収穫
以下の写真ぐらいまで育ったら、収穫のタイミングです。根元をハサミで切って収穫しましょう。
注意点
花が咲く前に収穫しよう
育ててみてわかったのですが、収穫のタイミングが遅れると花が咲いてしまいます。花が咲いても問題なく食べられるので収穫はできますが、味が極端に落ちます。花に栄養を取られることで、葉や茎へ栄養が行き渡らないのです。
花が咲いた後の成長はかなり早いので、もし花が咲いてしまったらすぐに収穫するようにしましょう。
花を咲かすために花茎が伸びて太くなった状態を「とう立ち」というらしいので、このような状態になっていないか観察することも大事です。
私のように収穫量を欲張ると花を咲かせてしまうので、ある程度の大きさになったら収穫するのが一番だと思います。
種まき時期の気温を確認しよう
ほうれん草は、発芽適温・生育適温ともに15~20℃です。さすがに真冬では発芽しないので、10月頃の秋まきか、雨水を過ぎた頃の春まきがいいと思います。私は10月末・2月末・3月末の計3回種まきをしました。
種まきの際は、直近1週間の天気予報を必ず確認しましょう。