- 家庭菜園で野菜を育てるのにとても重要になるのが土です。
- 野菜の育て方を調べていて「pH値」というものを目にしたことはありませんか?
- 「pH値」とは土の酸度のことであり、この記事で詳しく説明します。
- 記事を読み終えると、プランター菜園に最適で野菜が育ちやすい土がどんなものなのかを理解することができます。
pH値とは何か?
pHの読み方
昔はペーハーと読んでいたのですが、広辞苑によるとペーハーは旧称とさらているらしく、2011年からは中学校の教科書にもピーエイチと記載されていることから、現在はピーエイチと読むようです。
pHって何?
pHは水素イオン濃度のことで、わかりやすく言うと、酸性かアルカリ性かを表す尺度です。
土の酸度(pH値)
土の酸度は基本的に酸性です。理由は、土の酸度を調整するマグネシウムやカルシウムが雨(雨は弱酸性)で流され、酸性化が進むためです。
pH値の値が7.0で「中性」、7.0未満だと「酸性」、7.0を超えると「アルカリ性」となります。野菜がよく育つのは弱酸性(pH5.5~6.5)です。
野菜を育てるには、土の酸度(pH値)がとても大切になってきます。
土の酸度を調整する
酸性化してしまい、野菜に不向きになった土の酸度を調整する方法をご紹介します。
苦土石灰を使用する
アルカリ資材の一つである、苦土石灰(くどせっかい)を使用して土の酸度を調整することができます。苦土石灰の成分にはマグネシウムとカルシウムが含まれており、適量を土と混ぜることで、土をアルカリ性に近づけます。
使用する場合、植え付けの1週間前には土と混ぜておくようにしましょう。
土のリサイクル材を使用する
ホームセンターに売られている土のリサイクル材を使用することでも、土の酸度を調整できます。パッケージを見るとわかりますが、pH7.0前後なので、これを土に混ぜることで酸度が調整されます。
いかがでしたでしょうか?土の酸度を調整し、野菜に最適な土を用意してあげましょう。